STORY

牛の写真

弊社の代表である池田は、獣医師として全国の牧場で診療とコンサルティングを行ってきました。その中で、農家さんと獣医師の双方に多くの「痛み」がある事を肌で感じ続け、長年それを解決する手段を模索してきました。

牧場の日々の管理記録をとっている農家さんは決して少なくないですが、それを自分たちで業務改善や疾病予防にまで活かすことは困難であるケースが多く、牧場の問題は解決しないまま放置されてしまいます。獣医師に相談したいことがあっても、記録をまとめたり話を整理できないままでは、忙しい獣医師にその時間を取ってもらえない……。

獣医師としても牧場の記録や情報は活用したいのですが、その様式や内容は牧場ごとに様々であり、かつ、いつでも確認できるように集約されている事は少ない…

そのような状況では、獣医師もその記録情報を日々の診療に活用する事は困難でした。結果的に、「正確な診断ができない」→「治療効果が上がらない、治せない」→「治療に追われる」→「往診終了後のカルテ事務作業に追われる」→ 「予防戦略を練れない」→「治療に追われる」……と悪循環に陥ってしまいます。また、治療に追われては大きい牛を相手にする獣医師は体力的にキツくなり、長く業界にとどまって活躍したいと思う獣医師は減る一方です。自分の牛の治療に追われる農家さんもまた同様です。

当社代表の池田は、この様な農家さんや獣医師のそれぞれの痛みに向き合い、それらを誰もが負担少なく解決できる方法を模索してきました。

池田は過去に所属した診療所2ヶ所において、Excelを使った電子カルテを構築し、獣医師のカルテ事務作業量が3分の1から4分の1にまで減らせることに成功しました。それに加えて、農家さんの日々の記録や飼い方を詳細に「聞き出し」「記録し」「データ処理する」ことで、問題点を顕在化させることが可能になったのです。顕在化した問題点の改善のため、獣医師とその関係者も一体となって取り組んだ結果、疾病率が大きく低下し、数ヶ月〜1年以上に渡り死亡がゼロと言う牧場をいくつも経験してきました。

当然牧場の収益は大きく向上し、農家さんも業務に追われる時間が大幅に減少。「ゆっくり牛を見て回る時間が増えた」「夫婦やスタッフでの会話が増えた」「さらなる生産性向上に取り組む姿勢が生まれた」など、情報共有することによって、疾病予防、更には牧場の生産性向上・収益向上の効果は非常に大きいと感じてきました。

このような経験から、

牛に関する生まれてから死ぬまでの全ての情報を入力でき、それを関係者間で共有できるプラットフォームがれば、あらゆる「痛み」の解決につながる(システムの開発)

と確信し、

業界全体の維持さらに活性化には、牛の管理ノウハウや疾病予防の戦略を広く農家さんや他の獣医師にも行ってもらう必要がある(普及啓蒙)

と考え、一般普及させることを目指したのです。

それが私たち、株式会社VETELLのビジョンなのです。